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中学受験を控える子どもは、まだまだ親の理解とサポートが大切な時期です。ただしいつまでも子ども扱いをしたり、過干渉になったりするのはNG。中学受験を成功させるために親がやってはいけないことをチェックしていきましょう。
親のサポートが子どもの中学受験を大きく左右する…そう意識しているからこそ、良かれと思って「やってはいけない」NGな行動を取ってしまうケースも珍しくありません。以下のような行動は、かえって子どもに悪影響の可能性があります。
「勉強をしたらおもちゃ」「宿題を済ませたらお菓子」…のように、物で釣ろうとしたことはありませんか?最初のうちは報酬があることで、子どもが勉強に取り組むきっかけになるかもしれません。しかし回数を重ねるごとに子どももモチベーションが下がっていき、親側もハードルの上がっていく報酬に応えられなくなっていくでしょう。
また、物で釣られた子どもは、その後いきなり報酬がなくなることで「損をした」気分になり、自分から勉強に取り組めなくなってしまいます。
中学受験は人生を左右するため、親はもちろん、他の親戚まで口を出したくなることもあります。しかし複数の大人から別の意見を言われてしまうと、子どもは混乱してしまい、余計なストレスを感じてしまいます。
重視する教科や受験による目標、勉強の仕方など…。父親と母親で意見をすり合わせておくことが大切です。また、両方が子供に意見するのではなく、片方がアドバイス役・片方がサポート役といったように役割を分担するのも良いでしょう。
志望校や受験の目標、最終的な人生設計など子ども自身ではなく親が全て決めてしまっていませんか?「自分で設定した目標ではない」という意識があると子どもはモチベーションを維持できませんし、親が高すぎる目標を押し付けていると、子どもにはプレッシャーになってしまいます。
また、親と同じ学校を目標にして親と学力を比べたり、昔の学習環境と比べたりすることもNGです。子どもの個性とペースに寄り添って目標を定めるようにしてください。
成績テストの点数や順位に対し、子ども以上に親が過剰な反応をしてしまわないように気を付けましょう。テストで目標点を出せなかったとき、自分よりも親が落ち込んだり怒ったりしていては、子どもは勉強よりも親の顔色を窺うようになってしまいます。
どんな結果でも親は感情をぐっとこらえ、主役である子どもの感情を引き出してそれを大切にしてあげましょう。また、合格発表で不合格だったとしても、親が悔し涙を流すようなことは絶対にNGです。
子どもが勉強でつまずいたとき、イライラしたりやきもきしたりして、すぐに答えを教えてはいけません。すぐに答えを出されてしまうと、子どもが自ら進んで勉強し理解しようと努力するチャンスを失ってしまいます。
正しい答えを出すことも大切ですが、子どもが自発的に学び考えようとすることも大切です。分からないからとすぐ答えを出されると、子どもにとって勉強が単調作業のようにつまらなく思えてしまいます。
教育熱心になるあまり、子どもが勉強できないことに対して感情的に叱りつけてしまうことはありませんか?子どもにとって勉強は退屈でやりたくないことです。取り組んでいる時点で頑張っているので、そこを叱りつけてモチベーションを下げるのは悪手。
叱ることで「発破をかける」と思う大人もいますが、子どもは大人ほど精神的に発達していないため、叱られるだけで委縮してしまうこともあります。
子どもに勉強して欲しいからといって、勉強部屋やその中の環境など、学習環境にばかりこだわってもあまり意味はありません。たとえ整った勉強部屋を用意しても、子どもの集中力が高まるのは一時的なことで、すぐに部屋に慣れてしまいます。
無駄に環境を整えるために大掃除や出費をするよりも、場所を問わず自室やリビングなどで、とにかく勉強をする習慣を付けさせることを大切にしましょう。
子どもの中学受験を成功させるためには、親がすべきこと・すべきでないことを明確にして適切にサポートしていくことが重要です。受験を控えた子どものために親がしてあげられると良いのは、こんなサポートです。
子どもが親の顔色をうかがって委縮しなくても良いように、子どものいいところを探して認めるところから始めましょう。ネガティブな点を目ざとく見つけて矯正するのではなく、ポジティブな点を見つけてそれをハッキリと認めるということを繰り返すと、子どもが自信や好奇心を持つきっかけになります。
自由な発想ができる積極的な子どもに育っていけば、自然と向学心を持って自分から勉強することにも繋がっていくでしょう。
受験に合格するためには、必ずしも100点満点を取らないといけない、ということはほとんどありません。合格ラインは1科目でおよそ60点程度とされており、正答率の高い問題で間違わなければ良い、といったある程度の余裕を持ったスタンスでいきましょう。
親が全ての勉強を見て指導するのではなく、正答率80%以上の問題で子どもが正解できているか、塾や学校の宿題を終えたかの確認くらいでOKです。それ以外の細かな勉強については、塾や学校に任せて程よい距離感を保ちましょう。
子どもに付きっきりで1から10まで答えの導き方を教えるのも良くありません。子どもは教えてくれる親に応えようとして分かったふりをしてしまったり、導き方を自分で考えていないためすぐに忘れてしまったりします。
知識として定着させるためにも、時間をかけて良いので子ども自身に考えさせて正解を導きださせましょう。親はそれまで根気強く待ち、少しヒントを与える程度でOKです。
受験に向けての目標は、親ではなく子ども自身に立ててもらいましょう。自発的に目標を立ててそれの達成に向けて取り組み始めたら、親はそれをそっとサポートしてあげることが大切です。親が目標を立ててしまうと、子どもにとって受験や勉強がまるで他人事のように感じてしまいます。
自分で目標を立てた方が、子どもにとって自身の実力やペースを理解するきっかけにもなります。目標の決め方を親が一緒に考えるのも良いですが、あくまで主役は子どもですから、子ども自身の考えを反映して目標を立てられるよう支えてあげましょう。
中学受験は子どもに訪れる大きなターニングポイントの1つです。そのため親の方が失敗を恐れてあれやこれやと口を出したくなってしまうもの。しかし、今後の子ども自身の成長のためにも、ここはぐっと我慢して、子どもの主体性を促し信じることが大切です。
もちろん親がただ何もせず見守るだけでは受験も上手くいきません。適切なサポートで子どもの主体性を引き出しながら、塾や家庭教師などの外部の協力者にも頼って、子どもが自分の力で合格をつかみ取るお手伝いをしてあげましょう。