小学生の塾選びは見学してから選ぼう

小学生を対象にした塾は数多くあり、指導方法・講師・費用・サポート体制などは塾によってさまざまです。子どもに適した塾を選ぶためには、一度見学をするのがオススメです。このページでは、塾を見学する際に見ておきたいポイントや持参するもの、成功させるポイントなどを紹介します。

塾選びで見ておきたいポイント

せっかく塾を見学したにもかかわらず、受け身の姿勢では何もチェックできずに終わってしまうことも。ここでは絶対に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

塾の指導方針

塾の指導方針は基本的に公式サイトに掲載されていますが、あえて見学中に確認してみましょう。どのような方針で子どもと接しているのか、成績を伸ばそうとしているのかを具体的に教えてもらえます。実際のエピソードなどが聞けることもあり、塾選びの判断材料となるでしょう。

授業形態とカリキュラム

授業形態やカリキュラムは塾にとっては機密情報ともいえるものなので、公式サイトには掲載されていない塾も多いでしょう。そのため、見学した際には授業形態やカリキュラムを確認させてもらえるか相談してみてください。現学年から受験までのカリキュラムを把握できれば、塾での学習ペースなどもチェックしやすくなります。また、授業形態がどのようになっているかも必ずチェックし、自分たちの要望に合っているかどうかをチェックしましょう。

他にオプション講座があるか

塾によっては通常の授業だけではなく、さまざまなオプション講座を設けているケースもあります。夏期講座・冬期講座・志望校別対策などがあり、オプション講座を受けるためには月謝以外に別途費用が発生するケースがほとんどです。そのためオプション講座があるかどうか、任意参加かどうか、費用はどうなっているのかなどを確認してください。

塾周辺の環境

せっかく塾の見学に行ったなら、塾内だけでなく周辺環境もチェックしておきましょう。塾内は清潔に保たれているか、整理整頓されているか、落書きされている場所はないか、共有スペースが使いやすいかどうかを確認します。さらに、駐輪場は乱雑に置かれていないか、治安はどうか、夜間の明るさはどうかなども見ておくと安心でしょう。

月謝や年間でかかる費用

塾に通うと決めたら、費用面は必ずチェックしてください。経済的に無理のある費用の塾に通ったとしても、継続的に通い続けるのは難しいでしょう。費用について公式サイトに掲載されていないケースも多く、見学に行けば教えてくれます。ただ月謝だけでなく、教材費・講習費・管理費など年間の総額も必ず質問してください。

塾の規則

入塾規約・通塾のルールなど、塾によって異なってきます。

• 休んだ時に振替授業があるかどうか
• 授業の年間スケジュール
• 月謝の支払方法や支払日

上記の3つのポイントは必ずチェックし、塾を比較するときの参考にしてください。

合格実績があるかどうか

ほとんどの塾が「○○中学校　○名合格」などの文言で過去の実績をアピールしています。ただ人数だけで見てしまうと、大きな規模の塾の方が優れているように見えるでしょう。そのため校舎の合格率や志望校の実績の2つのポイントで実績をチェックすることが大切です。校舎によって得意・不得意な学校があり、同じスクール名であっても実績に差がでるケースも多くあります。また志望校への合格者を多く排出していれば、志望校の受験対策が強いと言えるでしょう。

塾見学に行くときに持っていくもの

• 筆記用具
• メモ帳
• スリッパ
• A4の書類が入るバック
• スケジュールがわかるもの
• 通知表やテスト結果がわかるもの　など

上記のような持ち物を持参すると良いでしょう。あとはクリアファイルなどがあれば、貰った資料などを綺麗に整理して持ち帰ることができるので便利です。またスリッパに関しては基本的に外来用スリッパが用意されているので、外来用スリッパに抵抗がなければ持参する必要はありません。できれば見学の申し込みをする際に持参した方がいい物を確認しておきましょう。

服装についてですが華美なものは避ければ、普段着で問題ありません。子どもも制服でも私服でも、どちらでも構わないでしょう。

塾見学を成功させるポイント

塾見学を成功させるためには「子どもの意見を聞く」「親子で見学する」「授業が行われている時間帯に見学する」などのポイントを押さえることが大切です。ポイントを押さえておけば、塾選びの失敗を抑えられるでしょう。

見学前に子どもの意見もチェック

実際に塾に通うのは保護者ではなく、あくまでも子ども本人です。子ども自身が学びたい・通いたいと思える塾でなければ、塾に通ったとしても成績アップにはつながらないでしょう。そのため塾に通いたいかどうか、勉強・受験に対する意欲などを具体的に話し合ってみてください。子ども自身に危機感が全くない状態で無理やり塾に通わせたとしても、勉強に集中できる可能性は低いでしょう。今の状態を改善したいと思い、そのための塾見学であることを子ども自身が理解しておく必要があります。

親子で塾見学

塾を見学する場合は、親子で見学することが大切です。子ども自身が塾の雰囲気などをチェックでき、通いやすいかどうかを自身で判断できます。さらに費用面に関しても包み隠さず説明を聞くことで、塾に通う費用が高いということを認識し、学習への自覚も芽生えやすくなるはず。つまり「通わせられている」から「通わせてもらっている」という認識になるのです。全て保護者だけで決定するのではなく、子どもも一緒に選んだほうが成果も出やすくなるでしょう。

授業が行われている時間帯の見学にする

塾を見学するのであれば、授業が行われている時間に見学しましょう。平日であれば夕方以降、土曜であれば午後以降が理想的です。授業の邪魔になるかも…と不安に思う必要はなく、実際の授業風景を見ることで、リアルな状況をチェックしやすくなります。ただ定期テストが行われる2週間ほど前からテストの当日までは避けるようにしてください。テストの前は特別授業となっているケースも多く、通常は個別指導を行っている塾でも全体指導になっているなど、通常の状況が分かりにくくなってしまいます。

親子で塾見学して塾を選ぼう

小学生で通える塾は数多くあるため、どの塾が良いのか分からないと感じるでしょう。ホームページだけでは十分に塾の様子が把握できないため、入塾を決める前に必ず親子で塾を見学することが大切です。

このサイトでは魅力的な塾をピックアップして紹介しているので、ぜひ塾を選ぶ際の参考にしてみてください。