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いつから通わせるべき?

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公立中高一貫校の対策塾は
いつから通わせるべき?

高校受験の必要なく、私立に比べると学費も安いといった理由から人気を集めている公立中高一貫校。平成11年度に制度化されてから、平成19年度には全国で280校しかなかったのが平成28年度には全国で595校となるなど、設置数も都道府県を問わず増加傾向にあります。

では、公立中高一貫校対策はいつ頃から始めれば良いのでしょうか。また、塾に通わずに対策することはできるのでしょうか。

このページで詳しく解説していきます。


※参照:高等学校教育の改革に関する推進状況について|文部科学省HP【PDF】

公立中高一貫校を受験するなら最低でも「5年生の2月」からの塾通いが必要

私立中学受験の場合、一般的には小学4・5年生から塾に通わせ始めるのが良いとされています。

では、公立中高一貫校受験の場合、いつから塾に通わせるのがいいのでしょうか。

結論から言えば、遅くとも5年生の2月から塾に通わせるのがベターです。

公立中高一貫校では、入学試験として毎年2月ごろに「適性検査」を実施します。そのため、多くの公立中高一貫校対策向けの塾および公立中高一貫校対策向けコースでは1月末に年度を切り替え、1年間のカリキュラムで翌年の適性検査のための対策を行います。

公立中高一貫校の適正試験は小学校の学習範囲が出題範囲となるため、小学校のテストで満点および満点に近い点数をとれる子であれば、5年生の2月から1年間の対策で間に合う可能性が高いのです。

ただし、「小学校5年生2月から」というのはいわばギリギリのリミット。適性検査の難易度がここ数年で上がっていることを受けて、より早い時期から対策をスタートする塾も増えています。学習習慣を身に着けさせる意味でも、私立中学受験と同様、可能であれば小4・5年生のうちから塾に通わせることを検討するとよいでしょう。

公立中高一貫校の受験傾向

平成11年度に制度化されてから、都道府県を問わず設置数が増えていることに加え、受験者総数は全体として横ばい状態にあることから、全国の公立中高一貫校で入試倍率は減少傾向にあります。

ただし、大学進学実績が豊富な公立中高一貫校など、一部の公立中高一貫校は高い倍率を維持しています。特に東京都内の公立中高一貫校は倍率が高い傾向にあり、最も倍率が高い都立三鷹中等教育学校の場合、令和5年度の倍率は5.78 倍となっています。


※参照:令和5年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定応募状況|東京都教育委員会HP【PDF】

公立中高一貫校の「適性検査」と私立・国立中学の「入学試験」の違いとは

公立中高一貫校の適性検査と私立・国立中学の入学試験とでは、

の3点が異なります。

問題の出題形式

算国理社の4教科を基本とする点においては、私立・国立中学の入学試験と公立中高一貫校の適性検査に違いはありません。

ただし、公立中高一貫校の適性検査は子供の自発的な思考力や想像力、分析力を評価することに主眼が置かれており、

という、私立・国立中学の入学試験にはない特徴があります。

具体的な試験内容については学校ごとに違いがあるものの、例えば、都立三鷹中等教育学校では以下の2つの適正検査が実施されます。


※参照:学力検査問題等|東京都立三鷹中等教育学校HP【PDF】

出題範囲の違い

私立・国立中学の入学試験では、小学校の学習範囲を超えた問題が出題されます。例えば、中学・高校数学の範囲の問題が出題されることは難しくありませんし、一部の難関中学では、特殊算を使って東京大学入試レベルの内容を解くいう問題が出題されたこともあります。

それに対して、公立中高一貫校の場合、公立校ということもあって小学校の学習指導要領を超えた問題の出題はありません。基本的に、小学校の学習範囲が出題範囲となります。

そのため、小学校のテストで満点および満点に近い点数をとれる子の場合、適性試験に特有の出題形式に慣れさえすれば、問題なく解くことができるはずです。

報告書・面接の有無

公立中高一貫校では、「報告書」が合否判断の材料の一つとなります。報告書とは、英語を含めた9教科の成績や、授業や行事への参加態度などを学校の先生がまとめたものです。報告書と通知表は厳密には別のものですが、基本的に通知表の点数が高ければ高いほど報告書の内容も良くなり、公立中高一貫校の受験では有利と言えます。

例えば、都立小石川中等教育学校の場合、報告書の内容を200点満点で換算し、適性検査(600点満点)の結果と合わせ、800点満点の総合成績で合否を決めています。


※参照:令和5年度募集要項|東京都立小石川中等教育学校HP【PDF】

また、学校によっては、面接を行うこともあります。面接の形式は、個人面接や集団面接、グループ活動など、学校によってさまざまです。

公立中高一貫校受験の対策方法

公立中高一貫校受験の対策方法としては、

の三つがあります。

公立中高一貫校受検専門の塾およびコースに通う

公立中高一貫校受験の対策方法としては、公立中高一貫校受検に特化した専門の塾およびコースに通うというのがベストな方法です。5年生の2月から通わせた場合、費用を安く抑えることが出来ますし、なにより、専門講師による学校別対策が受けられるのは、公立中高一貫校受検専門の塾およびコースの大きなメリットです。

ただし、公立中高一貫校受検に特化した専門の塾およびコースに通わせる場合、基本的に公立中高一貫校の単願となります。そのため、受験に失敗しても子供が落ち込まないように、「地元の中学に進学するは悪いことじゃない」と子供に伝えるなど、保護者が精神的に支えてあげる必要があります。

私立中学受験向けの塾およびコースに通う

私立・国立中学受験向けの塾およびコースに通うというのも、公立中高一貫校受験の対策方法としておすすめです。私立・国立中学受験向けの塾およびコースでは、小学校の学習範囲を超えた学力を身に着けることが出来るため、公立中高一貫校の適性試験の形式に慣れさえすれば、合格できる可能性は高くなります。

また、私立・国立中学を滑り止めとして受験できるのも、私立・国立中学受験向けの塾およびコースの大きなメリットです。

ただし、私立・国立中学受験向けの塾およびコースは子供にとって身体的・精神的な負担が大きい点は注意が必要です。また、私立中学の入試問題と公立中高一貫校の適性検査の傾向の違いから子供が混乱し、どちらの対策も不十分になってしまう可能性もあります。

家庭で対策する

公立中高一貫校の適性検査は小学校の学習範囲から問題が出題されます。そのため、家庭での対策も不可能ではありません。

家庭で対策を行う場合、学習習慣を早い時期から付けさせることが非常に重要です。専門教材などを活用して、子供が自発的に机に向かい易い環境を揃えてあげると良いでしょう。

また、小学生新聞を購読する、というのも家庭できる対策の一つです。公立中高一貫校の適性検査では、身の回りの不思議や社会問題を例にとる教科横断型の問題が出題されますが、小学生新聞を購読することで、そうした問題を解く上で必要となる想像力や洞察力を養うことが出来ます。

家庭で対策する際の注意点

公立中高一貫校の受験対策を家庭で行う方法について解説しましたが、すべての子供が塾通いなしで公立中高一貫校に合格できるわけではありません。もともと学習意欲が高く、自発的で積極性があり、通信簿の成績も良い、といった子でなければハードルは高いと言えます。

また、塾通いなしの場合、志望校の校風についての調査や試験の傾向の分析、模試への申し込みなどを保護者が行う必要があります。

公立中高一貫校に確実に合格させたいという場合、塾に通わせるのがベターだと言えます。

まとめ

公立中高一貫校の適性試験の概要や、対策方法、塾に通わせる始める時期などについて解説してきました。

公立中高一貫校の適性試験は、小学校の学習範囲から問題を出題するからといって、難易度が低いわけではありません。むしろ、しっかりと対策しなければ合格は難しく、一部の公立中高一貫校の倍率の高さはそれを物語っていると言えるでしょう。

公立中高一貫校受験で確実な合格を目指すのであれば、塾通いがおすすめです。このサイトでは、横浜市センター南周辺おすすめの塾を紹介しています。塾選びで迷ったら参考にしてみて下さい。